Scar Symmetry「The Singularity (Phase I – Neohumanity)」:爽やか&キャッチーかつ攻撃的なサウンドに磨きがかかった良作!

Scar Symmetry / The Singularity (Phase I - Neohumanity) おすすめメタルアルバム

「The Singularity (Phase I – Neohumanity)」について

スウェーデンのメロディックデスメタルバンド・Scar Symmetryの6thアルバム(2014年)。前作「The Unseen Empire」と比較するとアルバム構成が練られており、曲数は少ないながらもバラエティに富んだ飽きにくいアルバムになっています。

収録曲

曲名イチオシ
The Shape Of Things To Come
Neohuman
Limits To Infinity
Cryonic Harvest
The Spiral Timeshift
Children Of The Integrated Circuit
Neuromancers
Technocalyptic Cybergeddon

おすすめポイント

  • Scar Symmetryらしい爽やか&キャッチーかつ攻撃的な曲が光るアルバム
  • キャッチーなキラーチューン、プログレ的な変則的な曲、10分を超える大作などバラエティ豊かなアルバム構成

本作の魅力は、まず何と言ってもキャッチーで攻撃的なScar Symmetryらしいキラーチューンが2曲用意されている点です。例によって凶悪グロウルと爽やかクリーンヴォイスの絡みがたまらない「Limits To Infinity」と、ノリノリで疾走するヘドバン必至な「The Spiral Timeshift」はメロデスファンなら気に入ること間違いなし。

またそういった曲のほかにプログレ要素のある「Neohuman」、10分を超える大作の「Technocalyptic Cybergeddon」など、SFの世界観を踏襲しつつバラエティ豊かな曲が収録されているのも特徴です。

ただあえて欠点を挙げるとすれば前作同様ボリューム不足感が否めない点があります。しかしアルバムの構成自体は良く練られており前作のような失速感はなく、最後までダレずに聴くことができます。

まとめると本作は曲数こそ少ないもののバラエティに富んでおり、Scar Symmetryらしさを感じつつも飽きにくい丁寧なアルバムに仕上がっています。ちょっと変わり種かつクオリティが高いメロデスを聴いてみたいという方には特におすすめです。

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