「Dark Matter Dimensions」について
スウェーデンのメロディックデスメタルバンド・Scar Symmetryの4thアルバム(2009年)。神Vo.だったクリスチャン・アルヴェスタムが前作限りで脱退してしまいましたが、その影響を全く感じさせないキャッチーかつ攻撃的なサウンドが展開される秀作です。
収録曲
曲名 | イチオシ |
---|---|
The Iconoclast | ○ |
The Consciousness Eaters | ○ |
Noumenon And Phenomenon | |
Ascension Chamber | ○ |
Mechanical Soul Cybernetics | |
Nonhuman Era | |
Dark Matter Dimensions | |
Sculptor Void | |
A Parenthesis In Eternity | ○ |
Frequencyshifter | |
Radiant Strain | |
Pariah |
おすすめポイント
バンドの大黒柱ともいえるクリスチャンの脱退により当時はその影響が心配されましたが、2名の強力な新任Vo.によるツインヴォーカル体制となり前作のクオリティが見事に維持されたアルバムです。
サウンド面の変化としては前作のようなSFらしい浮遊感があまりなくなった一方で、攻撃性はそのままに前作よりもキャッチーになったという印象ですね。もしかしたらこの辺は好みが分かれるかもしれませんが、個人的にはこういうサウンドも好みですしScar Symmetryのサウンドの方向性としては十分アリでしょう(※というか、このあとのアルバムは本作と同じような方向性になっています)。
オススメ曲は今作も目白押しで、個人的には特に
- キャッチーすぎて涙が出るほどのクサさを感じる「The Iconoclast」
- デスヴォイスとクリーンヴォイスが絡み合いながら疾走する「A Parenthesis In Eternity」
の2曲が激推しです。
まとめると、本作は前作のクオリティを保ったままよりキャッチーに進化した仕上がりとなっています。聴きやすくクオリティの高いメロデスをお求めの方には刺さること間違いなしのアルバムです。
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