Witchery「Restless & Dead」:ノリノリな強烈リフが癖になる良アルバム!

Witchery / Restless & Dead おすすめメタルアルバム

「Restless & Dead」について

スウェーデンのスラッシュメタルバンド・Witcheryの1stアルバム(1998年)。ややチープでB級ホラーを連想させる雰囲気のサウンドながらも、ザクザクと刻まれる強烈なリフが病みつきになる気迫あふれる一枚です。

収録曲

曲名イチオシ
The Reaper
Witchery
Midnight At The Graveyard
The Hangman
Awaiting The Exorcist
All Evil
House Of Raining Blood
Into Purgatory
Born In The Night
Restless And Dead
The Howling
Into The Catacombs
Breath Of The Serpent That Rules The Cold World

おすすめポイント

  • ヘドバン不可避のノリノリ強烈ギターリフ&デス系に近い不気味なヴォーカルが最高
  • B級ホラー映画のようなおどろおどろしい世界観
  • 音質はそんなに良くないが逆にそれが雰囲気に合っていていい

本作の魅力は強烈なギターリフと不気味なヴォーカルが織りなす不吉で禍々しいサウンドにあります。まずザクザクと刻まれるリフが印象的ですし、ヴォーカルの声質もホラーな歌詞を歌いあげるにはピッタリで癖になるような曲ばかりです。もっとも音作りは(古い音源なのもあってか)ややチープではあるものの、それが逆にホラーテイストの世界観に合っているというのはいいですね。

イチオシ曲はいくつかありますが何といっても冒頭の「The Reaper」は間違いなしの神曲です。2分程度と短い曲ながらも切れ味鋭くリズミカルなギターリフと共に疾走してく様は圧巻。さらに死神が主人公で「お前の命を奪ってやろう」的なことを言っている曲なので、ヴォーカルのおどろおどろしい声もガチの死神っぽい雰囲気を醸し出していて最高です。

ちなみにこの曲、実は2017年のWacken Open Airで生演奏を聴いたのですがあまりにもカッコよすぎて失禁しそうになりました。当時のWackenで出会った中で一番の「掘り出し物」バンドでしたね。

まとめると、本作はスラッシュメタルらしい攻撃的なリフを特徴としながらも不気味なヴォーカルやホラーっぽい歌詞といった要素を兼ね備え、禍々しい世界観を上手く表現しているアルバムとなっています。ちょっと変わったスラッシュメタルを聴いてみたいという方には特におすすめです。

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